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Posted by チェスト at

2015年11月10日

公式HPオープン

宮脇仕出し店の公式ホームページがオープンしました。

ぜひご覧くださいませ。

http://miyawaki-shidashi.com/  


Posted by 宮脇仕出し店 at 21:49Comments(0)

2014年01月19日

ほんこさあ

宮脇仕出し店 吉峰 です。


おせちの慌ただしさも落ち着かぬまま、七草お祝い、法事などたくさんのご予約を頂き、あっという間に1月も後半に入りました。

今年のおせちはありがたいことに昨年を超えるお客さまからご注文が!!



写真は配達場所を表したものなのですが、南薩地区を中心に鹿児島市内まで400件!!

配達用のマップ作りも担当させたもらったのですが、昨年の反省点を活かし、社長からのアドバイスで全部で21のルートに細分化しての配達となり、時間短縮も図れ、事故もなく無事すべての配達が行われたのはよかったです。

私は三年連続で津貫~枕崎~坊津というコースを担当したのですが、毎年ご注文いただいているお客様には顔も覚えたいただいたり、新しいお客様とも交わすふとした会話が楽しく、徹夜明けの疲れも忘れるほどでした。


さて、昨年最後の記事で配達先の行事として「氏神祭り」をご紹介させていただきましたが、年が明けてからも様々な集落行事にお料理をお届けさせて頂いております。

その中でも最近多いのが「報恩講」「お伊勢講」です。
私もこの仕事に就くまで知らなかった行事なのですが、南薩各地の公民館で行われおり多くのご注文を頂きます。

「報恩講」は鹿児島弁で「ほんこさあ」と言うようですが、耳にしたことがありますか?
こちらは次回の記事で取り上げたいと思います!

  


Posted by 宮脇仕出し店 at 22:55Comments(0)日記・雑記

2013年12月18日

氏神祭り

宮脇仕出し店 吉峰 です。

12月も折り返し、いよいよ年末が近づいてきましたね。
おせちの注文状況もありがたいことに、たくさんのご予約を頂いております。

これから注文を…というお客様。
特選四段重と夫婦おせちの2種類は限定数に達してしまいましたので、あしからずご了承ください。
他のおせちは、まだまだ受付中ですので、ぜひどうぞ!!


さて、今回お届けするのは「氏神祭り」の話題です。
先月からいろんな地域で行われる「うじがんさぁ」の場へお料理をお届けさせて頂いています。

まずは「氏神」とは?
こういった行事に参加されたことのない人にはわからない言葉ですよね。
私の育った集落にも「氏神祭り」はありませんでしたので、この仕事を通じて初めて知ることになりました。

以下、神社庁からの抜粋です。
------------------------------------
「氏神」
氏神神社とは、自らが居住する地域の氏神様をお祀りする神社であり、この神社の鎮座する周辺の一定地域に居住する方を氏子(うじこ)と称します。

元来は、文字通り氏姓を同じくする氏族の間で、自らの祖神(親神)や、氏族に縁の深い神様を氏神と称して祀ったことに由来し、この血縁的集団を氏子と呼んでいました。現在のような地縁的な関係を指しては、産土神(うぶすながみ)と産子(うぶこ)という呼称がありますが、地縁的関係についても、次第に氏神・氏子という呼び方が、混同して用いられるようになりました。
------------------------------------

南薩地区本当にいろんな場所から、この氏神祭りへのご注文を頂くのですが、今回は南九州市川辺町柳集落の氏神祭りをご紹介したいと思います。

配達へ行くと公民館にて集落の方々が準備中。
机には赤飯が置かれていたのですが、初めて目にする赤飯の握り。



このお赤飯のおにぎりの上に乗っているものは上新粉(うるち米の粉)を水で溶いたものだそうです。
写真では大きさがわかりにくいのですが、直径15センチほどもあり、食べきれるのかな?と思うぐらいの大きさです。
集落の方によれば、昔から伝わるお赤飯のようで、毎年氏神祭りには必ず出されるとのこと。

氏神祭りについていろんなお話を伺いながら、このブログで紹介させてほしい、とお願いすると、
「それならもっと面白いモノがあるよ」
と、古びた箱から帳面を持ってきてくれました。



3つの綴りは毎年行われるこの氏神祭りの記録帳のようで、手前の帳面をめくると・・・


右上に書かれた日付は
「大正参年拾弐月拾日」(大正3年12月10日)!!

なんと今から99年前の帳面です。

遅刻者への罰金が書いてあるとこなんか、ちょっと面白いですよね!
100年前も遅刻する人がいたんだ・・・なんて当たり前のことながら想像してしまいます。

すべての字が私には読めないのが残念なのですが、こういった100年も前の帳面が受け継がれ毎年集落での行事が行われることは素晴らしいですよね!

Facebookでも紹介した川原集落の氏神祭りでは、高齢化が進んだため、今年から規模を縮小し合同での開催となったようです。

そういえば、以前「山神講」という行事についても書いたことがあります。
興味がある方はご覧ください。
http://miyawaki.chesuto.jp/e715389.html


ちなみに、柳集落も川原集落も「柳姓」「川原姓」の方が多い地区です。
こういった集落は他にもたくさんあり、宮脇仕出し店に勤めていると「姓」を聞いただけで
「あ、あの辺だな」
と地図に頼らなくても配達ができるようになってきます。

またこの話題は別の機会に。

  


Posted by 宮脇仕出し店 at 21:49Comments(0)日記・雑記

2013年12月03日

おせちチラシ その2

宮脇仕出し店 吉峰 です。

今日は、鹿児島市内への配達のついでに「折込センター」へチラシを持ち込みました。
その数、約5万部。

折込センターへ持ち込んだ際のことです。
1000枚単位で持ち込んだので、端数を数えて返却してくれたのですが、あまりの手際のよさにビックリ!!

「100枚200枚ぐらいなら手で数えたほうが早い」
とおっしゃっていたのですが、今まで見たことのない数え方をされていました。
機械化される前はすべて手で枚数の仕分けをしていたとのこと。



「おせちチラシ」は南日本新聞12月8日(日)の朝刊に折り込まれる予定です!!


さて前回に続いて、今回はおせちチラシの裏面について。



裏面での注目は・・・
「クリスマスオードブル」!!



手作りのケーキまでついて5000円ということもあって、毎年ご好評いただいています!

実は私も個人的に毎年頼んでいますが正直「お得だな」と思います。
もちろん社員ノルマなんてウチの会社にはないのですが、実際オードブルとケーキを別々で購入しても5000円以下には収まらないんですよね。
それに、作っている工程をすべて目の前で見ているので、やはり安心感があります。
子供と一緒に楽しむわけですからなおさらです。

なんてセールストークはこのぐらいにして…
とにかくオススメですよ~!!

ブログ上部にも新たにバナーを設置しましたので、そちらから詳細はご確認くださいね!!
限定100個のみの販売です!
すでにご予約も入ってきていますので、ご希望の方、お早めにどうぞ~!

  


Posted by 宮脇仕出し店 at 22:49Comments(0)2013年おせち

2013年11月28日

おせちチラシ

宮脇仕出し店 吉峰 です。


早いもので、11月も間もなく終わり・・・

会社にはおせち用の折込チラシがたくさん到着しました!!



これまでにご注文いただいたお客様には新聞折り込みに先駆けていち早くお届けできるよう、ダイレクトメールを発送させて頂いたのですが早速ご予約を頂いたり嬉しい限りです。

さて、先週のことです。
とある方から一本のお電話が。

「今年はまだおせちのチラシは新聞に入らないの?」

12月初旬に折り込むことをお伝えしたのですが、すでに手元にはチラシがありましたのでさっそく郵送することに。
するとお客様が一言。

「ご近所にも配るから大目にチラシを送ってください」
とのこと。

昨年ご注文を頂いたお客様だったのですが、今年も楽しみにしていて頂いているようで、ご近所にまでチラシを配っていただけるなんて嬉しいですよね!!

さて、チラシはブログ上部のバナーから大きな画像で確認できますのでぜひご覧ください!

今年も素材と手作りにこだわった「おせち」、ラインナップは…

◆特選四段重 限定20セット
全50品 30,000円(5~6名様)
厳選された食材をぜいたくに使用し、代表の宮脇が一つ一つ丁寧に仕上げるおせちです。

◆洋風おせち 限定20セット
全30品 15,000円(2~3名様)
フレンチシェフとして活躍していた家村が手がける洋風おせち。毎年売り切れの人気のおせちです。

◆桐箱おせち
全32品 18,000円(5~6名様)
一番人気の充実の桐箱おせち。幅広い世代の方からご注文頂きます。

◆おせちオードブル
全26品 10,000円(5~6名様)
気軽に楽しめるおせちオードブル。こちらもオススメです。

◆夫婦おせち
全25品 (2名様)
お二人で食べるのにちょうどよいサイズの”めおとおせち”
おせちオードブルは量が多いな、というお客様にオススメです。


限定の商品は、毎年売り切れになりますのでお早めにご注文をどうぞ!

次回はチラシの裏面をご紹介いたします。  


Posted by 宮脇仕出し店 at 00:49Comments(0)2013年おせち

2013年11月14日

視覚マーケティングのススメ

宮脇仕出し店 吉峰 です。


今週末の土曜日は「大安」ですね!
大安の日には「上棟式」へのお料理のご注文を多くいただきます。
最近も、吹上町、伊集院町、川辺町、鹿児島市内のお客様へとご注文を頂き配達させて頂きました。

ブログのサイドバーにも新たに「上棟式料理」のカタログリンクを設置しましたので、ぜひご覧ください!!

さて、先日は新しいカタログの写真撮影がありました。
制作はいつもお世話になっているクラウドさん。
これまでにも、精進料理、お祝い料理、そして上棟式料理など色々なカタログを依頼してきましたが、統一感のあるデザインで制作過程でのコミュニケーションを大事にしてくれます。


「デザイン」といえば、最近買った本が非常に面白くてご紹介したいと思います。



1冊目は「ニッポンの風景をつくりなおせ 一次産業×デザイン=風景  梅原真著」
知り合いから紹介してもらった本なのですが、梅原真さんが手がけた制作事例とそのストーリーが書かれています。

最近では、六次産業、地域活性、なんて言葉をよく耳にしますし、新聞の地方欄を開けば、地域おこしの話題がズラリ。
地方の中小企業こそ、新たにデザインの価値を再認識すべきなのでは、と思わせてくれる本です。

そして次にご紹介するのは
「視覚マーケティングのススメ  ウジトモコ著」

ふと買った本なのですが大当たり!!
デザインについてやブランディングについてを、企業側(発注者側)の視点に立って書いてあって、本当に勉強になります。5年前の本なのですが、手帳に写すことばかりで、何度も繰り返し読んでいます。


先ほど「地方の中小企業こそ、新たにデザインの価値を再認識すべきなのでは」と書きましたが、その具体的なアクションについて詳しく書かれています。

表紙の見返しに書かれているのはこのような文章です。
デザインはコストではありません。
デザインは、事業の問題を解決し、
会社の資産を築くための投資なのです。


評判がよく実績のあるデザイン会社に仕事を依頼するだけじゃダメ。
われわれ発注者サイドのなすべき課題と解決方法を丁寧にかいてあるので、いろんな方に読んでほしい本です。

興味のある方はぜひ!!


あっというまに11月も中旬ですね!
12月になれば年末年始の繁忙期に向け一気に慌ただしくなります。
「おせち」のチラシも今月中にはアップいたしますのでお楽しみに!!  


Posted by 宮脇仕出し店 at 00:12Comments(0)日記・雑記

2013年11月01日

南さつまB級グルメフェスタ

宮脇仕出し店 吉峰 です。

今度の日曜日に開催される「南さつまB級グルメフェスタ」!
われわれ宮脇仕出し店も参加いたします。

先日は南日本新聞にも折込チラシが入っていましたよね。



今回のこのB級グルメフェスタ。
加世田青年会議所の主催で、テーマが「角煮」なんです。

そんなテーマの中、われわれが出品するのは
「角煮ひつまぶし」!!



社員である自分が言うのもなんですが…
美味しそうじゃないですか?
試食しましたが、実際かなり美味しかったです!

「ひつまぶし」というだけあって、まずは角煮丼として、
そして特製ダシをかけて「お茶漬け」で!
一杯で二度美味しい絶品角煮丼です。


角煮というと豚のバラ肉なのでちょっと脂が・・・
なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか?

私も間近で宮脇の仕込みをみていましたが、しっかりと仕事がされた角煮は余計な脂が落とされさっぱりとコクのあるものに仕上がります。

まずは、豚バラ肉の表面をフライパンで焼いて脂を落とします。
それを水でさらして、下茹でに入ります。
そこで登場するプロの隠し技。
「おから」と一緒にじっくり半日近く下茹でするのです。



おからと一緒に下茹ですることで、おからが豚肉の臭みと余計な脂を吸ってくれるんです。
コクを残しつつさっぱりと仕上がった角煮。

味付けで登場するのが地元南さつま産の芋焼酎と甘露醤油。

こだわりが詰まった絶品「角煮ひつまぶし」!!

会場でお客様に見てもらうフライヤーも制作しました。



お近くの方、ぜひ食べに来てくださいね!!
  


Posted by 宮脇仕出し店 at 23:42Comments(0)日記・雑記

2013年10月31日

自転車と笠沙のセリ

宮脇仕出し店 吉峰 です。


突然ですが私は、通勤は自転車です。

先週、通勤で使っている自転車の後輪がパンクしてしまい、仕事を終えてから家の近くの自転車屋に持ち込んで診てもらうと、ただのパンクではないようで、チューブ交換と言われたのですが、値段を聞いて・・・
一瞬、「自分でやってみよっかな」
なんて思ったのですが、明日の出勤までに間に合うわけもなくお願いしました。

交換が終わり、引き渡しの前にスタッフさんが
「最近、他に気になるところはないですか?」
と聴いてくるのです。
「特にないです。」
なんて答えると、後輪を浮かせてペダルを片手で回し始め、もう片手でギアの切り替えを24段すべてチェックしてくれました。
そして、切り替えのワイヤーの微調整やワイヤーの要所要所に油をさしてくれたのです。

帰り道のスムーズなギアチェンジにビックリ!

口には出さないまでも、一瞬
「高いな・・・」
なんて思ったことがちょっと恥ずかしくなってしまったわけですが、スタッフさんの心遣いに打ちのめされてしまい、
「今度調子が悪くなったら、必ずこの店に持ってこよう!」
と思ったわけです。

私も調理場だけでなく、配達先や電話口など、お客様と接する際が多々あります。
そんなときにこんな気遣いができるよう気をつけねば、と思った次第でした。


さて、先日は笠沙町の片浦漁港へ。
シケ明けの市場ということもあり、非常に活気づいた市場でした。

ずらり並んだ圧巻の秋太郎(バショウカジキ)!


名前も知らない魚の数々。


見るからに美味しそうな首折れサバ!


そして、こんな魚も・・・

ハンマーヘッドシャーク!シュモクザメです。
すり身の原料として使われる、とのことでした。

さらに初めて見る魚も・・・

シイラの隣にいる、体長1メートル以上の大きな赤い口の長い魚・・・
アカヤガラ、という魚らしく、食用として使えるのは1/3程度。歩留りが悪い魚なので値段も高くなるわけですが、美味しい魚のようです。
もちろん食べたことはないのですが、一度食べてみたいですよね。


さて、先日Facebookではアップしていた、南さつまの旬の食材「秋太郎」。
体長2メートルを超える巨体をどうやって市場から持ち帰るか、気になりませんか?

私も初めて見たのですが、その様子写真でお届けします!

まずはアタマを「わら切り機」のようなもので体重をかけてバッサリ!


そして3等分にバッサリ!


ザクッ!っと豪快な音がします。

笠沙漁港のセリを見たのは初めてだったのですが、鹿児島市の市場とはまた一味違った、地元ならではの雰囲気があり、楽しく過ごせました。
次は休日を利用してじっくり観に行きたいと思います。


さて、次回は11月3日に開催される
「南さつまB級グルメフェスタ」の話題をお届けします。  


Posted by 宮脇仕出し店 at 23:55Comments(0)日記・雑記

2013年10月16日

小さな大きな運動会

宮脇仕出し店 吉峰 です。

10月の三連休も終わりましたね!
皆様楽しい連休だったでしょうか?
保育園での運動会が開催された地域も多いと思いますが、会場へのお弁当の注文も数多くいただきました。

9月も南薩地区のたくさんの集落から敬老会に計2000食ものご予約をいただいたり、小中学校の運動会への配達も多くいただき、ありがたいことに慌ただしく過ごさせて頂きました。
こういった地域主体の行事からご注文を頂くのは一層嬉しく感じます。


さて、運動会シーズンも終わりましたが、その間いろんな学校へ配達へ伺わせて頂きました。
その中でも僕の中で一番印象に残っていた学校をご紹介します。



久木野小学校の運動会に到着したのは、12時前。
常連のお客様から、応援に駆け付けた集落全員の方々のお弁当のご注文を頂いたのです。

到着し、集落のテントへお弁当を運んでいるとちょうど応援合戦の最中!!



人数が少ないので一学年だけの応援合戦なのかな?と思っていたら・・・
なんと全校生徒だったのです。

紅組4名白組5名 計9名の小さな運動会・・・

と思いきや応援合戦のあとは校区の方総出で始まった「南さつま音頭」!



ご注文をくださった方のお話だと、
「去年までは10人いたんだけどな・・・もう9人になってしまったが」
と。

近い将来、加世田小学校と合併するようなお話もその時伺ったのですが、小学校の統廃合は南さつま市に限った話題ではありませんよね。

ただ単純に教育施設の整理、という視点だけでなく地域の拠点性や地域コミュニティのあり方などいろんな議論が必要とされている問題ですが、今回配達に伺い、アットホームな温かい運動会に触れ色々と考えさせられました。


さて、この久木野小学校の運動会。
公式HPにその様子もアップされていましたので、よろしかったらぜひご覧ください!

久木野小学校HP

  


Posted by 宮脇仕出し店 at 22:41Comments(0)日記・雑記

2013年09月27日

慰問袋

宮脇仕出し店 吉峰 です。

皆さん、「慰問袋」ってご存知ですか?


以前、仕事でミスをし、お客様のお宅へ謝罪に伺った時の話。

笠沙町黒瀬集落にあるお客様のお宅へ着いたのは、仕事を終えてからの19時ごろでした。

80歳になるおばあちゃんが一人暮らしをしているその家に着き、ミスの謝罪をしたのですが、なんだか仕事の話だけで済ましてトンボ帰りもしのびなく、色々とお話しをさせて頂いているうちに、話が膨らみ、おばあちゃんの趣味の話になりました。

すると
「ちょっと待ってなさい」
と、立ち上がって部屋の奥からゴソゴソと何やら持ってきてくださいました。



シジミの貝殻を利用した、おばあちゃん手作りのかわいいストラップ。
ビニール袋いっぱいに詰め込んでくださり、
「趣味で作り続けて、もう70年以上にになるよ。」
と。

そしておばあちゃんがこれを「作り始めたきっかけ」のお話になりました。


おばあちゃんが小学校2年生だった当時は太平洋戦争のまっただ中。
戦地へ届ける「慰問袋」に入れる手紙や手芸品などを小学校で集めていたそうです。

東京から父方の田舎である笠沙へ疎開してきたおばあちゃんは、何か人と違ったモノを贈りたい、と一所懸命にこの貝殻を使った飾りを作ったとのこと。
当時の暮らしや、東京育ちのお母さんが笠沙へ引っ越してきてからの苦労話など、いろんな話を聴かせて頂きました。

そして学校での出来事。
授業中に空襲警報が鳴り、クラスのみんなで防空壕へ。
運悪く防空壕の目の前に爆弾が落ち、先生が覆い被さっておばあちゃんを守ってくれた、と。
その際に爆弾の破片が頭に当たった、と白髪頭を掻き分け、今も残る傷痕を僕に見せてくれました。

頭に衝撃を受けたおばあちゃんは気を失い、目が覚めた時にはクラスの男の子一人と先生を残して他の友達は全員その時の空襲で亡くなったとのことでした。


戦争についての記事や本など目にすることはこれまでもよくありましたが、このような体験談を直接聴かせて頂くと身に染みるというか響くというか、なんとも言えない気持ちになります。

おばあちゃんに、
「小学校2年っていえば、僕の娘と同い年です。娘にもおばあちゃんの話を聴かせたい」
というと
あっけらかんと笑って
「そういえば自分の孫にも戦争の話をしたことはないね。けど、やっぱり、戦争はよくないねぇ。」
と。そして
「いつでもお子さんを連れて遊びに来なさい」
と言ってくれました。


さて、袋いっぱい頂いたこの貝殻のストラップ。
こんなにたくさん申し訳ないです、なんて言うと
「人にあげるためにずっと作っているから、たくさんの人に配ってください」
とおっしゃるので、それから友人・知人におばあちゃんから聴いた戦争の話、おばあちゃんがこの貝殻飾りを作り始めたきっかけと一緒にストラップを配り、もう全部配り終えてしまいました。



法事などの配達へ行き、遠方からの親族も集まり、にぎやかな場所へと料理をお届けし、翌日回収へ行くと、にぎやかな場から雰囲気は一変。
一人暮らしのお年寄りの静かな家に戻ってしまっている、というようなことはよくあります。
そんなとき、そんな雰囲気のせいでもあるんでしょうか、何かと会話のきっかけになることが多いものです。

黒瀬のおばあちゃんのお宅には仕事を終えてから伺ったので、時間はたくさんありましたが、通常の業務中だと仕事に追われてなかなか腰を据えてお話を伺うことはできません。
でも、少しの間ですが、お客様の話に耳を傾ける、というのも日頃心がけるようにしています。

にしても、仕事を通じて貴重な出会いがありました。

  


Posted by 宮脇仕出し店 at 23:55Comments(0)日記・雑記