鹿児島地域の農林水産物を丸ごと味わうフェア

宮脇仕出し店

2011年11月14日 20:48

宮脇仕出し店 吉峰 です。


今日は休みを頂き、城山観光ホテルで開催された
「鹿児島地域の農林水産物を丸ごと味わうフェア」
に参加してきました。

主催は、鹿児島地域農政推進協議会・鹿児島県特産品協会です。

午前11時から始まったのですが、まず第一部は鹿児島・日置地区の生産者の方々を迎えてのフリートーク。

K-GAP(かごしまの農林水産物認証制度)のことに触れながら、認証を取得した生産者の方々の生の声を色々と聞けました。
今回の生産者の中には、自分と同じ世代の方が3名いて、新しい農業に取り組む若手の意欲的な話も聞けたのですが、一方では後継者不足に悩む声も他の生産者からは出たり、と。

K-GAPを取得するに至っては、やはり「安心・安全」を消費者に届けたい、という生産者の気持ちが伝わってきました。

パンフレットには、鹿児島・日置地区のK-GAP取得生産者の一覧が掲載されていたのですが、見覚えのある会社名が・・・
宮脇仕出し店で仕入れている鶏卵・かいわれ大根もK-GAP取得品だったのです!
勉強不足でした・・・

中でも興味深かったのは、「さつま日置農協東市来いちご部会」の片平さんのお話。
イチゴ狩りって腰を曲げて地面にあるイチゴを...というイメージでしたが、省力化(作業姿勢の改善)のため「高設栽培」への切り替えが行われているそうです。
高設栽培移行の設備投資をペイするためには何倍の売上が必要、だったりなど細かいコストの話も出たり、「50代の方が若手」など就農者不足の話も出たり。
さらに生産上でのこだわり、として話が上がったのが「減農薬栽培」。
イチゴに寄生するハダニという害虫がいるのですが、これを駆除するために「天敵」を導入している、とのこと。
この天敵・・・実はこれまた「ダニ」でして「チリカブリダニ」というハダニを食べてしまうダニなのです。
「天敵農薬」(生物農薬)と呼ばれるようで、農業の世界の面白さを感じた話でした。

さて、第一部が終わるとおまちかねのランチタイム!
メニューは

かごしま黒豚のヨークとかごしまカンパチのサラダ仕立て
ポテトサラダとゴールデンパイ



吹上産牛蒡のポタージュ胡麻風味


かごしま黒豚の煮込み 黒酢風味ソース
自家製ヌイユー添え



安納芋のカラメル風味のムースとプティフルーツ

昨年まではバイキング形式だったようですが、今年からコース形式になったようでラッキーでした!

テーブルで同席させて頂いた方たちとも会話が弾み、楽しい食事!
お隣だったのは十島村の敷根村長。
離島の生活のお話をたくさん聞けました。


先ほどイチゴの話にも出た片平さんも同じテーブルで、経営されている「片平観光農園」の話も聞けました。
イチゴ狩りは、年明け1月2日からできるようで「さつまおとめ」という鹿児島ブランドの品種を扱っているそうです。リンク先の農園HPも是非ご覧下さい。
正月明けには子供たちと一緒にイチゴ狩りへ行ってみようと思っています。

他には自分と同じ一般参加者のご夫婦とも同席できまして、子育ても終えた退職後の人生の楽しみ方、なんてお話も聞けたり・・・

楽しいランチタイムでした!

最後には、今回の生産者の方々が提供してくれた農産物加工品の抽選会まであったり、農産物のお土産もあったり。



毎年開催されているようですので、興味のある方は是非来年いかがでしょうか?

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