2012年03月12日
茶殻と油
宮脇仕出し店 吉峰 です。
前回の記事で書いた取引先の業者様へ行ったときに、デザイナーの方からこんなものを頂きました。
飲食店に行くと見かけるナプキンなのですが・・・
なんかツブツブが入ってますよね。
そして色も真っ白ではないのがお分かりでしょうか?
実はこれ、「茶殻入りナプキン」なのです。
緑茶成分により、抗菌性・消臭性があるとのことなのですが、この茶殻、伊藤園の「お~いお茶」の茶殻でできているそうです。
従来は茶殻の再利用に際して「乾燥」の過程が必要だったのですが、乾燥の過程に必要とされる熱量を生むために灯油が必要で、さらにその二酸化酸素排出量は・・・なんてリサイクルもエコも本末転倒。
そこで水分を含んだままでリサイクルするにはどうすれば?という中で生まれた商品なのですが、伊藤園のHPには他にも色んな商品が紹介されています。
お茶入り畳やお茶入りボールペン、お茶入りベンチや茶殻配合の建材まで。
伊藤園茶殻リサイクルHPはコチラ
なんだか伊藤園だけ持ち上げてしまうといけませんので、コカ・コーラでは茶殻を飼料としての再利用を行っているそうです。
さて、こんな食品の再利用なのですが一つのキーワードをご紹介しますと
「食品リサイクル法」というものがあります。(詳しくはコチラ)
家電リサイクル法は聞いたことあるけど・・・なんて方が多いと思いますが、食品関連事業者には、食品廃棄物の抑制・減量そして再利用が義務付けられているのです。
年間100トンを超える食品廃棄物等を排出する事業者には報告義務まで課せられているのですが、年間100トンは排出しないとはいえ、もちろん私たち宮脇仕出し店も漏れなくこの義務があるわけです。
てなわけで、今回は宮脇仕出し店におけるリサイクルの一つをご紹介します。
天ぷらなどの揚げ物で排出される油なのですが、使い続けていると酸化が進み廃油処分となります。
実はこの油の管理、自分の担当なのです。
宮脇仕出し店では谷口油販さんという宮崎県都城市の業者様と提携して廃油のリサイクルに取り組んでいます。
調理場の外にはドラム缶が設置されているのですが、これに酸化が進んで使用できなくなった廃油を貯めていきます。
ドラム缶が一杯になるころに谷口油販さんへ連絡をすると回収に来てくれるのですが、その後はペンキの原料やインクの原料になったり、工業用の洗剤になったり、一緒に混ざった天ぷらカスなどは畜産用の飼料になったりなど姿かたちを変えて再利用されています。
食品のリサイクル、考え出すとなかなか深いテーマなのですができることからしっかり取り組んでいければ、と。
前回の記事で書いた取引先の業者様へ行ったときに、デザイナーの方からこんなものを頂きました。
飲食店に行くと見かけるナプキンなのですが・・・
なんかツブツブが入ってますよね。
そして色も真っ白ではないのがお分かりでしょうか?
実はこれ、「茶殻入りナプキン」なのです。
緑茶成分により、抗菌性・消臭性があるとのことなのですが、この茶殻、伊藤園の「お~いお茶」の茶殻でできているそうです。
従来は茶殻の再利用に際して「乾燥」の過程が必要だったのですが、乾燥の過程に必要とされる熱量を生むために灯油が必要で、さらにその二酸化酸素排出量は・・・なんてリサイクルもエコも本末転倒。
そこで水分を含んだままでリサイクルするにはどうすれば?という中で生まれた商品なのですが、伊藤園のHPには他にも色んな商品が紹介されています。
お茶入り畳やお茶入りボールペン、お茶入りベンチや茶殻配合の建材まで。
伊藤園茶殻リサイクルHPはコチラ
なんだか伊藤園だけ持ち上げてしまうといけませんので、コカ・コーラでは茶殻を飼料としての再利用を行っているそうです。
さて、こんな食品の再利用なのですが一つのキーワードをご紹介しますと
「食品リサイクル法」というものがあります。(詳しくはコチラ)
家電リサイクル法は聞いたことあるけど・・・なんて方が多いと思いますが、食品関連事業者には、食品廃棄物の抑制・減量そして再利用が義務付けられているのです。
年間100トンを超える食品廃棄物等を排出する事業者には報告義務まで課せられているのですが、年間100トンは排出しないとはいえ、もちろん私たち宮脇仕出し店も漏れなくこの義務があるわけです。
てなわけで、今回は宮脇仕出し店におけるリサイクルの一つをご紹介します。
天ぷらなどの揚げ物で排出される油なのですが、使い続けていると酸化が進み廃油処分となります。
実はこの油の管理、自分の担当なのです。
宮脇仕出し店では谷口油販さんという宮崎県都城市の業者様と提携して廃油のリサイクルに取り組んでいます。
調理場の外にはドラム缶が設置されているのですが、これに酸化が進んで使用できなくなった廃油を貯めていきます。
ドラム缶が一杯になるころに谷口油販さんへ連絡をすると回収に来てくれるのですが、その後はペンキの原料やインクの原料になったり、工業用の洗剤になったり、一緒に混ざった天ぷらカスなどは畜産用の飼料になったりなど姿かたちを変えて再利用されています。
食品のリサイクル、考え出すとなかなか深いテーマなのですができることからしっかり取り組んでいければ、と。
Posted by 宮脇仕出し店 at 23:34│Comments(2)
│日記・雑記
この記事へのコメント
こんばんは。
伊藤園の茶殻の取り組みは面白いですよね!
紙ナプキンはパスタ屋さんやたい焼き屋さんで見かけたことがありますが、お茶の香りが良いにおいでした。
隣の外国人もクンクン匂いをかいでいましたよ。
こういうエコプロダクツを取り扱っているお店や企業を応援していきたいですね!!
伊藤園の茶殻の取り組みは面白いですよね!
紙ナプキンはパスタ屋さんやたい焼き屋さんで見かけたことがありますが、お茶の香りが良いにおいでした。
隣の外国人もクンクン匂いをかいでいましたよ。
こういうエコプロダクツを取り扱っているお店や企業を応援していきたいですね!!
Posted by ショウジ at 2012年03月23日 00:02
ショウジさん、はじめまして!
コメントありがとうございます!!
伊藤園の取り組みは本当に面白いですよね。
早速ショウジさんのブログ拝見させて頂きました。
勉強させて頂きます!
コメントありがとうございます!!
伊藤園の取り組みは本当に面白いですよね。
早速ショウジさんのブログ拝見させて頂きました。
勉強させて頂きます!
Posted by 宮脇仕出し店 at 2012年03月23日 01:21