2012年09月19日
南さつまのご当地弁当グランプリ その2
宮脇仕出し店 吉峰 です。
前回に引き続き、「南さつまのご当地弁当グランプリ」についての話題です。
前回はお弁当の内容について書きましたが、今回はお弁当のフタを開ける前の段階。
お弁当の「掛け紙」について書きたいと思います。
表面には、今回グランプリにエントリーした「南さつま旬彩八景」に使用した八つの地元食材のイラストを。
中央には「恥ずかしい」という社長の宮脇の反対を押し切って、写真を掲載しました(笑)
やはり作り手の「顔」が見える、というのは何かしらの効果があるかな、と。
裏面には「お品書き」を。
お弁当のフタを開けた際に目に入ってくるメニューの位置と、プリントされた位置が同じになっていて、食べながらそれぞれのメニューにあわせた食材の説明や簡単な調理方法などの情報が得られるようになっています。
県外からのお客様が食べられるお弁当、ということで単純に「食べる」だけでなく、南さつま市内の産地の情報やストーリーなども一緒に味わって頂ければ、と思いました。
そして、さらに「仕掛け」が・・・
実はこの掛け紙、2つ折りになっていまして展開すると新たな紙面が出てきます。
中央には野間岳山頂から坊津沖を望む写真を。
ツアー中に坊津散策が組まれていたのですが、新たに南さつまの景観を知ってもらうことで
「また南さつまに行ってみたい」「今度は野間岳に登ってみたい」
というような契機に繋がれば、と仕事帰りに野間岳に登って写真を撮ってきました。
(下りの山道は真っ暗で大変でした・・・)
そして、マスが設けれられているのですが・・・
もし、グランプリが獲れたら・・・
この空欄には使用した食材についての情報を細かく書いたり、食材企業の公式ホームページやFacebookアドレス、観光情報などを掲載する予定です。
「観光客」というターゲットが絞り込まれたお弁当ですので、食べた後にゴミ箱に捨てられる「掛け紙」ではなく、県外へ戻ったあとも自宅のPCから
「南さつまについて調べてみよう!」
「お弁当に使われていたあの食材を買ってみよう!」
「あの企業・団体のホームページを見てみよう!」
と”繋がり”を継続できる仕掛け作りをしたいのです。
実際に今回のお弁当メニューで取り扱う八つのメイン食材
加世田かぼちゃ 金峰コシヒカリ
金峰金ごま 砂丘らっきょ
野間池産タカエビ 小湊産チリメン
大浦産タンカン 津貫産春姫キンカン
以外にも、
コワダヤの黒豚ベーコン
常潤高校の黒豚味噌
本坊酒造の地酒
宇都酒造の焼酎
釜炊き塩 坊津の華
水溜食品の漬物
などなど沢山の地元のモノが詰まっています。
もし、グランプリが獲れて観光客へのお弁当の注文依頼がきて、宮脇仕出し店だけが得をする、というようなことではなく、このお弁当を通じて南さつまで活躍する生産者や企業・団体とも観光客が”繋がる”イメージです。
今回の「南さつまのご当地弁当グランプリ」。
審査の上で点数をつけ、順位をつけて最優秀賞を決定するわけですから、そこにはやはり
「競争・きょうそう」があります。
それと同時にお弁当を通じて
「共創・きょうそう」
も発信できれば、と願いを込めて設けた紙面です。
さて、肝心の審査発表ですが21日までには通知があるとのこと。
ドキドキしながら通知を待っていますが、今回のエントリーを通して地元のことをまた少し知ることができたのは、貴重な体験でした!
前回に引き続き、「南さつまのご当地弁当グランプリ」についての話題です。
前回はお弁当の内容について書きましたが、今回はお弁当のフタを開ける前の段階。
お弁当の「掛け紙」について書きたいと思います。
表面には、今回グランプリにエントリーした「南さつま旬彩八景」に使用した八つの地元食材のイラストを。
中央には「恥ずかしい」という社長の宮脇の反対を押し切って、写真を掲載しました(笑)
やはり作り手の「顔」が見える、というのは何かしらの効果があるかな、と。
裏面には「お品書き」を。
お弁当のフタを開けた際に目に入ってくるメニューの位置と、プリントされた位置が同じになっていて、食べながらそれぞれのメニューにあわせた食材の説明や簡単な調理方法などの情報が得られるようになっています。
県外からのお客様が食べられるお弁当、ということで単純に「食べる」だけでなく、南さつま市内の産地の情報やストーリーなども一緒に味わって頂ければ、と思いました。
そして、さらに「仕掛け」が・・・
実はこの掛け紙、2つ折りになっていまして展開すると新たな紙面が出てきます。
中央には野間岳山頂から坊津沖を望む写真を。
ツアー中に坊津散策が組まれていたのですが、新たに南さつまの景観を知ってもらうことで
「また南さつまに行ってみたい」「今度は野間岳に登ってみたい」
というような契機に繋がれば、と仕事帰りに野間岳に登って写真を撮ってきました。
(下りの山道は真っ暗で大変でした・・・)
そして、マスが設けれられているのですが・・・
もし、グランプリが獲れたら・・・
この空欄には使用した食材についての情報を細かく書いたり、食材企業の公式ホームページやFacebookアドレス、観光情報などを掲載する予定です。
「観光客」というターゲットが絞り込まれたお弁当ですので、食べた後にゴミ箱に捨てられる「掛け紙」ではなく、県外へ戻ったあとも自宅のPCから
「南さつまについて調べてみよう!」
「お弁当に使われていたあの食材を買ってみよう!」
「あの企業・団体のホームページを見てみよう!」
と”繋がり”を継続できる仕掛け作りをしたいのです。
実際に今回のお弁当メニューで取り扱う八つのメイン食材
加世田かぼちゃ 金峰コシヒカリ
金峰金ごま 砂丘らっきょ
野間池産タカエビ 小湊産チリメン
大浦産タンカン 津貫産春姫キンカン
以外にも、
コワダヤの黒豚ベーコン
常潤高校の黒豚味噌
本坊酒造の地酒
宇都酒造の焼酎
釜炊き塩 坊津の華
水溜食品の漬物
などなど沢山の地元のモノが詰まっています。
もし、グランプリが獲れて観光客へのお弁当の注文依頼がきて、宮脇仕出し店だけが得をする、というようなことではなく、このお弁当を通じて南さつまで活躍する生産者や企業・団体とも観光客が”繋がる”イメージです。
今回の「南さつまのご当地弁当グランプリ」。
審査の上で点数をつけ、順位をつけて最優秀賞を決定するわけですから、そこにはやはり
「競争・きょうそう」があります。
それと同時にお弁当を通じて
「共創・きょうそう」
も発信できれば、と願いを込めて設けた紙面です。
さて、肝心の審査発表ですが21日までには通知があるとのこと。
ドキドキしながら通知を待っていますが、今回のエントリーを通して地元のことをまた少し知ることができたのは、貴重な体験でした!
2012年09月11日
南さつまのご当地弁当グランプリ その1
宮脇仕出し店 吉峰 です。
今日は社長の宮脇と二人で南さつま市役所へ!!
Facebookの記事には書いていたのですが、南さつま市の
キラリ!南さつまの魅力創り推進協議会事務局が行う
「南さつまのご当地弁当グランプリ」に応募しており、今日が審査日だったのです。
募集要項に「未発表であるもの」という記述があり、ブログやFacebookなどで事前に公表できなかったのですが、それも本日で解禁!!
さて、今回の「ご当地弁当グランプリ」って一体何の目的で?
と思われる方のために、以下募集要項から抜粋したものを一部転載します。
------------------
1 募集の目的
本協議会が今年10月からの運行を予定している、九州新幹線で来県する県外観光客を対象とした鹿児島中央駅から本市内観光地を巡り指宿市へ向かう定期周遊バスの昼食で使用する弁当を開発する。
2 募集内容
南さつま市各地域の食材を使用した、伝統料理や定番料理、斬新なアイデアあふれる創作料理等が入ったご当地弁当
3 応募資格
(1)南さつま市内で弁当の販売ができる事業者とします。
(2)組合等複数の事業者によるグループでの応募もできます。
4 応募条件
(1)応募は1組につき1つの弁当とし、応募する弁当は、未発表のものに限ります。
(2)主たる食材は、南さつま市産とします。
5 受賞特典
最優秀賞、優秀賞を受賞した事業者に対し、下記事業等における弁当を優先的に発注します。
・鹿児島中央駅~指宿市~南さつま市を巡る定期周遊バス
※10月~12月の間運行予定
・鑑真の道ウォーク(仮称)
※平成25年2月に開催予定
他市内で開催されるイベント等
------------------
「1」の項目に関しては、参加者募集の段階では南さつま市内観光地を巡って指宿市へ、となっていますが、今日市役所の方々から聞いた話ですと、南さつま市内での宿泊となっているようです。
今回私達が出品したお弁当なのですが、南さつま市を走る国道226号沿線の景勝地「南さつま海道八景」にちなんで「南さつま旬彩八景」と名付けたお弁当を出品しました。
「八景」の名のとおり、八つの南さつまの特産品を使用してのお弁当で、食材は
加世田かぼちゃ 金峰コシヒカリ
金峰金ごま 砂丘らっきょ
野間池産タカエビ 小湊産チリメン
大浦産タンカン 津貫産春姫キンカン
の8つです。
他にも前回の記事で書いた「坊津の華」や地元企業の商品をふんだんに取り入れています。
そして出来上がったお弁当がコチラ!!
お弁当上段、左から右に
★「片浦産鮮魚のソテー 坊津の華 金柑ソース」
片浦産鮮魚を「坊津の華」でソテーし、津貫産「春姫金柑」のソースで
★「黒豚ベーコンと彩り野菜のサラダ ~タンカンドレッシング~」
地元コワダヤの黒豚ベーコンと大浦産タンカンをたっぷり使用した特製ドレッシングで。
(今回は大浦産タンカンが入手できず、津貫産の早生ミカンを使用しています)
★「黒豚角煮の加世田かぼちゃ饅頭 ~金峰コシヒカリソース~」
地元焼酎「かせだんもん」で柔らかく煮込んだ黒豚角煮を加世田かぼちゃで包み、仕上げに金峰コシヒカリで作ったソースをかけて。
★「加世田かぼちゃと薩摩赤鶏の酢鶏」
加世田かぼちゃと薩摩赤鶏を地元で醸造された酢でさっぱりと仕上げました。
★「金峰コシヒカリおにぎり2種」
~常潤高校黒豚味噌~
~高菜田舎巻き~
金峰コシヒカリのおにぎりに常潤高校の生徒が作った黒豚味噌を塗り香ばしく焦がして。
自家栽培の高菜を使っておにぎりに。
そして下段、左から右に
★「金峰金ゴマ ブランマンジェ風」
金峰金ゴマを使用したブランマンジェをデザートに。
トッピングには香ばしく揚げ、カラメルに包まれた加世田かぼちゃを。
★「香ばし塩焼きそば 焦がしラッキョとタカエビの香り」
千切りにした砂丘ラッキョを油で香ばしく揚げ、さらにタカエビの殻をじっくりオーブンで時間をかけて乾燥させ、粉末状にした香りのよいふりかけをかけて。
★「だし巻き卵 自家製さつま揚げ」
小湊産チリメンを使用しただし巻き卵を。そして創業60年、昔ながらの製法で手作りにこだわった「つけあげ」。県外にお土産として出る「さつまあげ」との違いを。
★「タカエビ蓑揚げ 金柑塩」 「砂丘ラッキョのガネ風天ぷら」
加世田かぼちゃを千切りにしタカエビの衣にしました。春姫金柑の皮を乾燥させ粉末状にし、坊津の華と混ぜた「金柑塩」で。
そして、砂丘ラッキョ、加世田かぼちゃ、などを使用し、真ん中にキビナゴを潜ませた郷土料理「ガネ」風の天ぷらを。
他にも書ききれない、細かいこだわりを詰め込んだ内容です。
観光で南さつまを訪れたお客様に、少しでも多く「南さつまの魅力」を感じてもらえれば、と想いを募らせ出来上がった今回のメニュー。
プレゼンの時間は3分のみ、と緊張しながらも社長の宮脇と二人で「想い」を審査員の方々に伝えてきました。
さて、次回はフタを開ける前の段階。
お弁当の掛紙について書いてみます。
今日は社長の宮脇と二人で南さつま市役所へ!!
Facebookの記事には書いていたのですが、南さつま市の
キラリ!南さつまの魅力創り推進協議会事務局が行う
「南さつまのご当地弁当グランプリ」に応募しており、今日が審査日だったのです。
募集要項に「未発表であるもの」という記述があり、ブログやFacebookなどで事前に公表できなかったのですが、それも本日で解禁!!
さて、今回の「ご当地弁当グランプリ」って一体何の目的で?
と思われる方のために、以下募集要項から抜粋したものを一部転載します。
------------------
1 募集の目的
本協議会が今年10月からの運行を予定している、九州新幹線で来県する県外観光客を対象とした鹿児島中央駅から本市内観光地を巡り指宿市へ向かう定期周遊バスの昼食で使用する弁当を開発する。
2 募集内容
南さつま市各地域の食材を使用した、伝統料理や定番料理、斬新なアイデアあふれる創作料理等が入ったご当地弁当
3 応募資格
(1)南さつま市内で弁当の販売ができる事業者とします。
(2)組合等複数の事業者によるグループでの応募もできます。
4 応募条件
(1)応募は1組につき1つの弁当とし、応募する弁当は、未発表のものに限ります。
(2)主たる食材は、南さつま市産とします。
5 受賞特典
最優秀賞、優秀賞を受賞した事業者に対し、下記事業等における弁当を優先的に発注します。
・鹿児島中央駅~指宿市~南さつま市を巡る定期周遊バス
※10月~12月の間運行予定
・鑑真の道ウォーク(仮称)
※平成25年2月に開催予定
他市内で開催されるイベント等
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「1」の項目に関しては、参加者募集の段階では南さつま市内観光地を巡って指宿市へ、となっていますが、今日市役所の方々から聞いた話ですと、南さつま市内での宿泊となっているようです。
今回私達が出品したお弁当なのですが、南さつま市を走る国道226号沿線の景勝地「南さつま海道八景」にちなんで「南さつま旬彩八景」と名付けたお弁当を出品しました。
「八景」の名のとおり、八つの南さつまの特産品を使用してのお弁当で、食材は
加世田かぼちゃ 金峰コシヒカリ
金峰金ごま 砂丘らっきょ
野間池産タカエビ 小湊産チリメン
大浦産タンカン 津貫産春姫キンカン
の8つです。
他にも前回の記事で書いた「坊津の華」や地元企業の商品をふんだんに取り入れています。
そして出来上がったお弁当がコチラ!!
お弁当上段、左から右に
★「片浦産鮮魚のソテー 坊津の華 金柑ソース」
片浦産鮮魚を「坊津の華」でソテーし、津貫産「春姫金柑」のソースで
★「黒豚ベーコンと彩り野菜のサラダ ~タンカンドレッシング~」
地元コワダヤの黒豚ベーコンと大浦産タンカンをたっぷり使用した特製ドレッシングで。
(今回は大浦産タンカンが入手できず、津貫産の早生ミカンを使用しています)
★「黒豚角煮の加世田かぼちゃ饅頭 ~金峰コシヒカリソース~」
地元焼酎「かせだんもん」で柔らかく煮込んだ黒豚角煮を加世田かぼちゃで包み、仕上げに金峰コシヒカリで作ったソースをかけて。
★「加世田かぼちゃと薩摩赤鶏の酢鶏」
加世田かぼちゃと薩摩赤鶏を地元で醸造された酢でさっぱりと仕上げました。
★「金峰コシヒカリおにぎり2種」
~常潤高校黒豚味噌~
~高菜田舎巻き~
金峰コシヒカリのおにぎりに常潤高校の生徒が作った黒豚味噌を塗り香ばしく焦がして。
自家栽培の高菜を使っておにぎりに。
そして下段、左から右に
★「金峰金ゴマ ブランマンジェ風」
金峰金ゴマを使用したブランマンジェをデザートに。
トッピングには香ばしく揚げ、カラメルに包まれた加世田かぼちゃを。
★「香ばし塩焼きそば 焦がしラッキョとタカエビの香り」
千切りにした砂丘ラッキョを油で香ばしく揚げ、さらにタカエビの殻をじっくりオーブンで時間をかけて乾燥させ、粉末状にした香りのよいふりかけをかけて。
★「だし巻き卵 自家製さつま揚げ」
小湊産チリメンを使用しただし巻き卵を。そして創業60年、昔ながらの製法で手作りにこだわった「つけあげ」。県外にお土産として出る「さつまあげ」との違いを。
★「タカエビ蓑揚げ 金柑塩」 「砂丘ラッキョのガネ風天ぷら」
加世田かぼちゃを千切りにしタカエビの衣にしました。春姫金柑の皮を乾燥させ粉末状にし、坊津の華と混ぜた「金柑塩」で。
そして、砂丘ラッキョ、加世田かぼちゃ、などを使用し、真ん中にキビナゴを潜ませた郷土料理「ガネ」風の天ぷらを。
他にも書ききれない、細かいこだわりを詰め込んだ内容です。
観光で南さつまを訪れたお客様に、少しでも多く「南さつまの魅力」を感じてもらえれば、と想いを募らせ出来上がった今回のメニュー。
プレゼンの時間は3分のみ、と緊張しながらも社長の宮脇と二人で「想い」を審査員の方々に伝えてきました。
さて、次回はフタを開ける前の段階。
お弁当の掛紙について書いてみます。